平成27年度 アドバイザー実務講習会(4)
16.01.20
昨年11 末時点に於ける東京都特定沿道建築物の耐震診断実施率は93%に達したが、耐震改修の実施では耐震判定指標(Iso)の0.6 以上が改修の大きな足枷となり、その実施率は20%弱に留まっており、計画的な順次改修工事への助成制度が望まれている。
一昨年来、複数の地方公共団体で段階的な耐震改修工事の助成制度が施行され、住宅金融支援機構に於いても段階的な改修工事への融資制度が整備され、平成28 年度は実質的な耐震改修工事の広域的な展開が期待される。
そこで今回のAD実務講習会は、計画的な順次改修工事に対する大田区の助成制度並びに、住宅金融支援機構の段階的な耐震改修工事への融資制度について講演を頂きます。
一方、都市部に於ける超高層ビルは規模が大きいことから発災後の建築BCP 対策が話題になっている。某高層マンションにおける設備の簡易な調査から地震と浸水に対する備えの現状を報告し、建築BCP 対策に向けての現状の建築設備の取り組みを紹介する。
皆さん、万障お繰り合わせのうえご参加下さい。